「商用利用OK」と書いてあるから安心?
フリー素材サイトや有料素材サイトでよく見かける「商用利用OK」 という表示。
一見すると、「ビジネスで自由に使える」という意味に思えます。
しかし実際には、“どこまでが商用利用として許されているか” は素材ごとに異なります。
この点を誤解すると、思わぬトラブルにつながることがあります。
そもそも「商用利用」とは?
一般的に商用利用とは、
・企業のホームページ掲載
・広告バナーへの使用
・商品紹介ページへの掲載
・チラシ・パンフレットへの利用
など、営利目的での利用を指します。
ここまでは比較的イメージしやすい部分です。
「商用利用OK」でも制限がある場合
問題はここからです。
「商用利用OK」と書いてあっても、次のような制限が付いているケースがあります。
・ロゴへの使用は禁止
・再配布・販売は禁止
・グッズ化は禁止
・メインビジュアルとしての独占利用は禁止
つまり、商用利用=何にでも使っていい、ではありません。
特に注意したいケース①|ロゴ利用
多くの素材サイトでは、
素材を ロゴや商標に使用することを禁止しています。
ロゴは企業の識別標識となるため、第三者も同じ素材を使える状態では問題が生じるからです。
「商用利用OK」でもロゴ利用は不可、というケースは非常に多いので注意が必要です。
特に注意したいケース②|広告利用
広告利用についても、
・通常のWeb掲載はOK
・有料広告(リスティング・SNS広告)は不可
というように、細かく区別されている場合があります。
広告に使う予定がある場合は、必ず利用規約の“広告利用”の項目を確認 しましょう。
特に注意したいケース③|加工・二次利用
「商用利用OK」とあっても、
・大幅な加工は禁止
・他素材と組み合わせた再販売は禁止
・テンプレートとしての再配布は禁止
といった制限があることもあります。
特にデザイン業務やテンプレート販売では、知らずに規約違反になるケースが見られます。
「商用利用OK」でも著作権は消えない
重要なのは、商用利用OK=著作権放棄ではない という点です。
多くの場合は、
・著作権は制作者に残したまま
・一定範囲で営利利用を許可している
という「利用許諾」の形です。
規約の範囲を超えれば、著作権侵害になる可能性があります。
トラブルを防ぐためのチェックポイント
素材を使う前に、次の点を確認しましょう。
・ロゴ利用は可能か
・広告利用は可能か
・商品販売への利用は可能か
・加工・改変は可能か
・クレジット表記は必要か
少しでも曖昧な場合は、使用を控えるか、問い合わせを行うのが安全です。
まとめ
「商用利用OK」という言葉だけで判断するのは危険です。
商用利用の範囲は素材ごとに異なり、利用規約がすべてを決めています。
安心してビジネスに活用するためにも、利用規約を確認する習慣をつけることが大切です。
不安な場合は、専門家に相談することで、将来のトラブルを防ぐことができます。


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